- エアコン工事は埼玉の藤電気
- エアコン工事のコラム
- エアコンの真空引きの重要性
エアコンを引越しで持ちこむときには、「エアパージ」という行為をする必要があります。エアコンのエアパージとは、エアコンの中に不純物が混じった状態で運転しないようにするために必要です。もしそのままの状態で運んでしまうと、空気中の水分が凍ることで冷媒回路をふさいでしまうことがあります。そうすると、室温を調整できなくなるとか、圧縮機の漏電や破裂といったいろいろな危険性が高まってしまいます。
エアコンの取り付けのエアパージの方法として、今では真空引きが主流です。真空引きのエアパージの方法は、真空ポンプを使って行われます。配管の中の液体を気体に変化させることで、外部に放出していきます。真空ポンプを使用することで、配管の内部を乾燥させ、真空にすることで気圧を下げていきます。そうすることで、通常は100度で沸騰する水分も、より沸点を低くできるようになります。その結果、別に配管に熱を加えなくても水分の蒸発を進めることができるわけです。
なお、エアコンの取り付けの真空引きの方法以外にも、一昔前まではフロンガスを使ったエアパージの方法もありました。しかしフロンガスは、オゾン層の破壊に影響するので現在では使用されなくなってきています。